FX初心者の中には、
「スワップポイントって一体何なの?」
という疑問を抱えている方もいるでしょう。
そこでこの記事では、スワップポイントの意味や稼ぐコツ、それから注意点について詳しく解説していきます。
FXのスワップポイントは?
FXには2通りの稼ぎ方があります。
1つ目は売買差益です。
2か国間の通貨を売買して、買値と売値の差額で稼ぐ。
これが売買差益での稼ぎ方になります。
2つ目が、スワップポイントです。
これは、2か国間の金利差分のことを指します。
高金利の国の通貨を買い、低金利の国の通貨を売った場合、その金利差分を受け取ることができます。
この仕組みを上手に活用することができれば、売買差益とスワップポイントによる利益を二重取りできるようになるのです。
スワップポイントで稼ぐコツは?
では次に、スワップポイントで稼ぐためのコツについて、詳しく見ていきましょう。
金利差の大きい通貨ペアを選ぶ
スワップポイントで稼ぐためには、高スワップの通貨が含まれている通貨ペアを選ぶことが大切です。
金利が低い通貨同士をトレードしても、まとまったスワップポイントを得ることができませんので注意してください。
業者選びを慎重に行う
同じ通貨ペアでも、FX業者によって得られるスワップポイントが変わります。
効率的に利益を伸ばしていくためにも、スワップポイントに強みを持っている業者を選ぶようにしましょう。
ロスカットに注意する
スワップポイントによる利益を狙う際は、ロスカットに注意が必要です。
高スワップ通貨をトレードして、スワップポイントを得られたとしても、損失が膨らんでしまいロスカットされた場合は、それ以上の損失が出てしまう可能性が高くなりますので、慎重にトレードしていきましょう。
スワップポイントを狙う時の注意点は?
では次に、スワップポイントを狙う時の注意点について詳しく解説していきます。
レバレッジをかけすぎない
先ほど解説したロスカットを防ぐためには、レバレッジをかけすぎないことが大切です。
スワップポイントを狙う際は、長期間の運用が前提になりますので、基本的には低レバレッジでトレードするようにしましょう。
マイナススワップに注意
高金利の国の通貨を買って、低金利の国の通貨を売ることによって、スワップポイントを得られるようになります。
ただ、低金利の国の通貨を買って、高金利の国の通貨を売った場合は、逆にスワップポイントを支払わなければならなくなりますので注意が必要です。
為替変動リスクにも注目する
FX初心者の中には、スワップポイントのことで頭がいっぱいになり、為替変動リスクを忘れてしまう方もいます。
どれだけたくさんのスワップポイントを得られたとしても、為替変動によって損失が出てしまっては意味がありませんので、スワップポイントと為替変動をバランスよく観察していくようにしましょう。
分散投資をする
スワップポイントを狙ってトレードする場合は、投資する通貨ペアを分散させることが大切です。
先ほども解説したように、スワップポイントを追ったことによって、為替差損が発生してしまえば意味がありません。
通貨ペアを分散させておくことによって、片方の通貨ペアで為替差損が出てしまったとしても、もう片方の通貨ペアの為替差益でカバーできるようになるのです。
高スワップ通貨って一体どれ?
では次に、スワップポイントによる利益が狙える高スワップ通貨をいくつか紹介していきます。
南アフリカランド円
南アフリカランド円は、スワップポイントを獲得しやすい通貨ペアです。
というのも、南アフリカというのは10年以上もの間5%前後で政策金利を維持できているため、資金が集まりやすい国となっています。
また、金やレアメタルなどの資金源も豊富ですので、経済成長にも期待されています。
メキシコペソ円
メキシコペソ円も高スワップ狙いのトレーダーにおすすめです。
メキシコは、新興国通貨の格付けで高い評価を得ていますので、安定した運用を実現しやすいと言えます。
ただし、メキシコはアメリカとの貿易に依存している面もあり、現在のアメリカは「脱石油」を掲げていますので、長期で保有するかどうかを慎重に考える必要があるでしょう。
トルコリラ円
トルコリラ円というのは、高スワップ通貨ペアとしてかなり有名です。
トルコはGDPが高く、現在においても大幅な成長を遂げています。
また、総人口の半分以下が32歳以下となっていますので、労働力や消費活動についても期待されています。
まとめ
FXのスワップポイントというのは、2か国間の金利差のことを指し、高金利の国の通貨を買って、低金利の通貨を売ることによって金利差分を利益として受け取れるようになります。
上手く運用していけば、為替差益とスワップポイントを二重取りできる可能性もありますので、是非挑戦してみてください。
ただし、スワップポイント狙いのトレードは比較的難易度が高く、リスクもありますので、様々な知識とスキルを身につけたうえで挑戦することをおすすめします。