FXのスキャルピングに興味を持っている方はたくさんいるでしょう。
ただ、スキャルピングというのは決して簡単な手法ではなく、正しい知識を身につけて、慎重にトレードを行って行かないと利益を出すことはできません。
そこでこの記事では、スキャルピングのメリットやデメリット、それから注意点について詳しく解説していきます。
FXのスキャルピングとは?
FXのスキャルピングというのは、ポジションを数十秒から数分間の間に決済する、超短期トレードのことを指します。
大きな利益を狙うのではなく、小さな利益を積み上げていくというのが、スキャルピングの基本です。
スキャルピングのメリットは?
では、そんなスキャルピングのメリットについて詳しく解説していきます。
隙間時間でトレードできる
先ほども解説したように、スキャルピングというのは数十秒から数分間の間でポジションを決済します。
ポジション保有時間は長くても10分前後になることが多いため、隙間時間でサクッとトレードしたいと考えている方や、空いている時間を使って副業を始めたいと考えている方に最適です。
経験を積める
スキャルピングは小さな利益をコツコツ積み上げていくという手法ですので、トレード回数も多くなります。
トレード回数が増えれば増えるほど、多くの場数を踏めるようになりますので、経験やスキルを身につけやすくなるのです。
リスクを限定できる
リスクを限定できるというのも、スキャルピングのメリットです。
短時間でポジションを決済するため、大きな利益を狙うことは難しいのですが、その代わり一度のトレードで大きな損失を出す可能性も低くなります。
「できるだけリスクを抑えてトレードしたい」
「トレードの練習をしたい」
そう考えている方は、是非スキャルピングを活用してみてください。
スキャルピングのデメリットは?
では次に、スキャルピングのデメリットについて詳しく見ていきましょう。
スプレッド負けのリスクがある
スプレッドというのは、FX業者に支払う手数料のことを指し、1回のトレードごとに支払わなければなりません。
スキャルピングは、1日に何度も売買を行いますので、支払う手数料も大きくなってしまうのです。
場合によっては、
「トレードで利益を得たのに、スプレッドでマイナスになってしまった」
という事態に陥ることもありますので注意しましょう。
約定力に左右される
約定力というのは、注文した金額で取引が成立する力のことを指します。
約定力が低い場合、狙い通りの注文が行えず、思わぬ損失に繋がってしまうこともありますので注意が必要です。
約定力は業者によって差がありますので、スキャルピングに挑戦したいと考えている方は、できるだけ約定力が高い業者を選ぶようにしましょう。
難易度が高い
スキャルピングは一見簡単そうに見えますが、意外と難易度が高い手法です。
高い集中力と判断力、スキルや経験を身につけておかないと、一瞬のチャンスをものにすることができなくなりますので注意しましょう。
初心者がスキャルピングに挑戦する時の注意点
では最後に、初心者がスキャルピングに挑戦する時の注意点について、詳しく解説していきます。
これから紹介する注意点を頭に入れておかないと、大きな損失を出す可能性が高くなりますのでしっかりと確認しておいてください。
業者選びを慎重に行う
先ほども解説したように、スキャルピングを行う際は約定力の高い業者を選ぶことが大切です。
約定力が低い業者を選んでしまうと、快適にトレードが行えなくなりますし、思わぬ損失に繋がってしまうこともありますので、時間をかけて丁寧に探すことをおすすめします。
また、業者によってはスキャルピングトレードを禁止しているケースもありますので、事前に利用規約をしっかりと確認しておきましょう。
ポジポジ病に注意
スキャルピングに挑戦している初心者の中には、常にポジションを持っていないと気が済まなくなる「ポジポジ病」を発症してしまう方もいます。
ポジポジ病を発症してしまうと、本来チャンスではない場所でエントリーすることになりますので、損失が膨らみやすくなるのです。
FXにおけるトレードチャンスというのは、1日にそう何度も訪れるものではありませんので、チャンスをじっと待ち続ける「忍耐力」も鍛えておかなければなりません。
まとめ
FXのスキャルピングというのは、数十秒から数分程度の短い時間でポジションを決済する超短期トレードのことです。
この手法は、小さな利益を積み上げていくのが基本となりますので、リスクを抑えてコツコツトレードをしていきたいと考えている方に最適と言えます。
ただし、スキャルピングトレードにはいくつかのデメリットや注意点もありますので、興味を持っている方は、今回紹介したことを参考にしながら、慎重に挑戦していくようにしましょう。