FXには空売りという手法があります。
株式投資に挑戦している方や、その他の投資に挑戦している方はある程度イメージできるかもしれませんが、初めて投資に挑戦する方からすると、
空売りって何?
という状態になってしまいますよね。

そこでこの記事では、FXの空売りの意味やメリット、デメリットについて詳しく解説していきます。




FXの空売りとは?

FXの空売りというのは、簡単に言ってしまうと「売り」から入る状態を指します。
FXでは、
・買い
・売り
上記2つの注文ができます。

例えば、1ドル100円の時に買い、1ドル110円の時に売れば10円分の利益が出ますよね。
これは「買ってから売る」というスタイルです。

一方、空売りの場合は、1ドル110円の時に売り、1ドル100円になったら買い戻すスタイルのことを指します。
何も持っていない状態から売り注文出すことになりますので、あまりピンと来ないかもしれませんが、ドルを借りて売り、その後買い戻すというイメージを持てば理解しやすいと思います。

FXで空売りをするメリットって何?

では次に、FXで空売りをするメリットについて詳しく見ていきましょう。

下げ相場でも利益を狙える

FXの空売りを行うことによって、下げ相場でも利益を狙えるようになります。
基本的な「買い」注文によって利益を上げることももちろんできるのですが、これだけだと下げ相場の時はただ指をくわえて見ているだけになります。

空売りを上手に活用することによって、相場が上昇していても下落していてもトレードのチャンスを見つけ出せるようになりますので、効率的に利益を伸ばせるのです。

余計なコストを抑えられる

FXの空売りには、基本的に手数料が発生しません。
手数料というのは、投資において最も無駄なコストです。

空売りをすることによって、このような無駄なコストを抑えながらトレードできるようになりますので、利益をしっかりと刈り取れるようになります。

誰でも気軽に始められる

空売りと聞いて難しく感じてしまう方もいると思いますが、基本的には誰でもできます。
株式投資で空売りをする場合は、信用取引専用の口座を開設する必要があるのですが、FXの空売りには審査などが存在しないため、初心者でも気軽に挑戦できるのです。

FXで空売りをするデメリットは?

では次に、FXで空売りをするデメリットについて詳しく見ていきましょう。

価格が上がると損失に繋がる

当たり前のことですが、空売りでは、価格が上がると損失に繋がります
相場を読み間違えてしまうと、大きな損失を出してしまう可能性が高くなりますので注意が必要です。

マイナススワップが発生することもある

FXで利益を上げる方法は、主に2つです。
1つ目は、買値と売値の差額で利益を出す方法です。
これは最もポピュラーな方法であり、初心者でも理解しやすいと思います。

2つ目は、スワップポイントによる利益です。
スワップポイントというのは、簡単に言ってしまうと、トレードしている2つの通貨の金利差のことを指します。
高金利の国の通貨を買って、低金利の国の通貨を売ることによって、毎日金利差分を利益として受け取れるようになります。

ただ、空売りの際に低金利の国の通貨を買って、高金利の国の通貨を売ってしまうと、マイナススワップになってしまい、逆に金利差分を支払わなければならなくなってしまうこともあるのです。




FXで空売りをするときの注意点は?

では最後に、FXで空売りをするときの注意点について詳しく解説していきます。

トレードルールを作る

FXで空売りをするときは、トレードルールを決めるのがおすすめです。
例えば、
・損失が〇円になった損切りする
・この時間はトレードしない
・このラインを超えたら何があっても利確する
などです。

このようなルールを決めておくことによって、感情に流されず淡々とトレードできるようになります。

少額から始める

空売りに限った話ではありませんが、これからFXを始める方は、できる限り少額でトレードを開始するようにしましょう。
少額でトレードを開始することによって、万が一損失が出てしまったとしても大きなやけどには繋がりませんし、心に余裕を持ちながらトレードできるようになります。

逆に、いきなり高額資金を入金してしまうと、メンタルがブレてしまい、ギャンブルトレードになる可能性が高くなりますので注意が必要です。

まとめ

FXの空売りというのは、何も持っていない状態で通貨を売り、価格が上がったら買い戻すという手法のことを指します。
株式投資の空売りとは違い、FXの空売りには審査などが存在せず、誰でも気軽に挑戦できるのです。

ただし、空売りにはメリットだけでなく、いくつかのデメリットも存在していますので、挑戦したいと考えている方は、今回紹介したことを参考にしながら、無理のない範囲で慎重に挑戦していくようにしましょう。

 
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